どうもどうも！
街の屋根やさん京都南店です！

先日のブログでは、伏見区の現場から「瓦撤去」の様子をお届けしましたが…
今回は、もう一歩踏み込んで、「なぜ瓦の撤去が重要なのか」「どんなことに気をつけているのか」をじっくり解説します！

なぜ瓦を撤去しなきゃダメなのか？

「瓦の上から何かかぶせるだけじゃダメなの？」

そんな声もたまにありますが、古い瓦屋根の“土葺き”構造には注意が必要。

▽ 土葺き屋根の特徴

• 瓦の下に土を敷いて固定している

• 重さで安定させる構造のため、全体で数トンにも

• 長年の湿気や雨で、土が崩れたり、カビや腐食の原因にも…

▽ このままにしておくと…

• 瓦の隙間から侵入した雨水が、土に染み込み排出されず

• 濡れた土が腐食し、野地板や垂木が傷む

• 長年かけてじわじわと内部から雨漏りにつながる

つまり、「雨が止んでもしばらくポタポタ…」なんてことになるんです。

瓦の撤去作業、ここがポイント！

① 瓦を一枚ずつ「生かすように」扱う

瓦は割れやすい上に、重なって複雑に固定されているため、
無理に剥がすと周囲を傷めてしまうことも。

職人たちは瓦の構造を熟知してるから、
「ここの順番で持ち上げて…次はこの方向から抜く」って、まるでパズルを解くように作業してます。

② 落下・崩落の危険を常に想定

屋根の撤去作業は、ただでさえ高所。
そこに崩れる瓦・土の重さ・足元の不安定さが加わるわけです。

• 足場とネットでの落下防止

• 必ず2人1組での連携作業

• 落とすのではなく「運ぶ」ような撤去スタイル

これが、**見えない“安全への配慮”**なんです。

③ 下地の状態を「目で・手で」確かめる

瓦を取って初めて見えるのが、屋根の“素肌”＝野地板。

• 染みがあるか？（＝雨水の経路）

• フカフカしてないか？（＝腐食のサイン）

• 釘やビスが効く状態か？（＝次の施工の基準）

この時点で不具合があれば、下地からやり直す判断をします。

ガルバリウム屋根に葺き替える前に…

今回の現場では、
土と瓦を完全に撤去 → 構造用合板を増し貼り → アスファルトルーフィング → スタイロフォーム断熱材 → ガルバリウム鋼板

という流れで施工予定です。

瓦をめくることでわかる「過去」と「未来」

最後にひとこと。

屋根って、その家の歴史そのもの。

瓦をめくるたびに、その家を守ってきた時間が見えてきます。
そして、「これからの暮らし」を守る新しい屋根が始まるんです。

京都市伏見区の皆さまへ

「うちの屋根、どうなってるんやろ？」
「雨漏りが心配…でもどこに頼めばいいかわからん…」

そんな時は、街の屋根やさん京都南店におまかせください！

屋根のことなら、見えないところまで、ちゃんと見ます！