2024.08.14
京都市左京区で谷板金の穴あきが判明した事例にて、谷板金の概要と補修方法の概要を当記事ではお伝えしていきます。谷板金が導入されている住宅は、気づかない間に雨漏り被害に発展している事例も珍しくありません。雨漏りの原因に繋がりやすい谷板金の役割や、補修工事の概要を穴あきが発生した現場状…
現場ブログで。
現場調査の結果、谷樋からの雨漏りが原因でしたので谷樋を交換する工事を行うことになりました。
屋根から雨樋への排水を効率よく行うために設置されている谷板金。雨が集まる場所だからこそ屋根の中で最も雨漏りリスクが高いのが谷板です。
既存の谷瓦を一時撤去していきます。
劣化し雨漏りに発展した谷樋板金も撤去します。
新し防水シートを設置します。
使用するのは耐用年数20年の改質アスファルトルーフィングです。
谷樋には排水効率を効率化するために勾配がついています。
勾配の低い方から順に防水シートを張ります。
防水シートが張れたら、板金加工した新しい谷樋板金を設置していきます。
この板金も勾配が低い方から設置していきます。
部位同士が合わさる繋ぎ目は隙間が生じやすいので、隙間が出来ないようにシーリングで埋めていきます。
新しい谷樋板金の取り付けが終われば、谷瓦を葺き戻していきます。
谷瓦の葺き戻しには南蛮漆喰を使って戻していきます。
昔は葺き土を利用していましたが最近では南蛮漆喰を使用することが主流となっています。
谷樋板金と谷瓦の葺き戻しが完了しました。
谷瓦だけシーリングで瓦同士を固定するラバーロック工法をさせていただきました。
これで『京都府向日市にて両屋根が合わさる谷樋から雨漏り谷樋板金交換工事』完工です。
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