城陽市で建築年数２５年鉄骨３階建ての建物の雨漏り調査を行いました。
リフォーム履歴は５年前に新築そっくりさんで外壁、屋根塗装のリフォーム工事を行ったとのことでした。
３階のクローゼットの上に点検口がありましたので屋根裏に入り雨漏りの特定箇所を目視確認していきます。
天井裏に雨染みが室内に雨水が漏れている箇所以外にも何箇所も発見されました、天井板の上の鉄骨にビス留めされている構造用合板の野地板からも雨染みが確認されました。以上の状況からカラーベスト屋根からの雨漏りで間違いありません。
激しく雨が降ると室内からポトポトと水が落ちる音が聞こえるくらいに雨漏りしているとのことでした。

室内にあれだけの雨漏りが確認が確認されたのでカラーベストの割れなど致命的な雨漏りの原因があると思いドーローンを飛ばしましたが屋根の全景を見る限り、割れやズレ、板金が飛んだりしているような箇所はありません。

屋根に近接して屋根の確認をします、棟の板金は５年前の屋根塗装工事の際に取り替えられたとの事なので状態は悪くありません。
カラーベスト本体の重なり部分の縁切りも適切に行われているので問題ないようです、カラーベストの下の防水シートが経年たち劣化して縮んだり破れている事が原因かもしれません。
棟の板金を交換した時の施行画像があれば防水シートの状態を確認する事ができましたが、工事後、工事画像などの提出はなかったとの事で確認する事ができませんでした。屋根工事に関わらずリフォーム工事をした際には必ず工事業者に施行画像をもらっておくようにする事で数年後のリフォームに役立ちます。
今回の調査の状況から、雨漏りの原因究明をする為、既存のカラーベストを撤去する葺き替えのリフォームプランとカラーベスト屋根全体のカバー工法の２パターンをお勧めすることになりました。