2025.04.18
城陽市で棒葺き屋根を立平葺きで屋根カバー工事を実施した事例にて、全肯定を大まかに紹介した記事の続きを紹介していきます。屋根カバー工事は比較的低コストで施工できるので、屋根リフォーム費用をおさえたい方にもおすすめです。前回のブログ▼城陽市で瓦棒葺き屋根を立平葺きで屋根カバー工事、施…
みなさんこんにちは。街の屋根屋さん京都南店、現場責任者の渡辺です。
本日は、京都府向日市にお住まいのS様より、「ふと見上げたら天井にシミができていて、雨漏りしていないか心配。家のメンテナンス時期も見てほしい」というご相談をいただき、調査に伺いました。
私はこの道25年になりますが、天井のシミは家からの「助けて」というサインであることが多いです。 一生懸命、原因を突き止めさせていただきました。
現場は築30〜40年ほどの立派な日本瓦のお宅です。 まず、お客様が一番心配されていた室内の状況を確認させていただきました。
1階の天井に、くっきりと茶色の輪染みができていました。これは残念ながら、すでに屋根や壁から雨水が侵入し、木材を伝ってここまで落ちてきている証拠です。
続いて、原因を特定するために外回りの調査を行いました。
外壁のモルタル部分にも、所々に「クラック」と呼ばれるひび割れが見られました。 雨漏りは屋根からだけとは限りません。こういった壁の亀裂から雨が入り込み、天井のシミにつながるケースも、長年の経験上よくあることです。
「シミがあるけれど、ポタポタ落ちてこないからまだ大丈夫」 そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は目に見えるシミができている時点で、見えない壁の中や天井裏ではかなり腐食が進んでいる可能性があります。
木材の腐食:柱や梁が濡れて腐ると、家の強度が下がります。
シロアリの発生:湿った木材はシロアリの大好物です。
漏電のリスク:水が電気配線にかかると、火災の原因にもなりかねません。
特に今回は築年数も経っており、瓦の固定に使われている土や漆喰(しっくい)も弱っている可能性が高いため、早急な対策が必要だと感じました。
S様のお宅は屋根の勾配(傾斜)が急で、ハシゴで登るには危険が伴う形状でした。 そこで今回は、当店のドローンを使用して上空から詳しく調査を行いました。
ドローンであれば、足場を組まずに安全に、そして屋根のてっぺんから隅々まで高画質で確認できます。
調査の結果、瓦自体に大きな割れはありませんでしたが、棟(屋根の頂上)や壁際の漆喰が劣化していることがわかりました。 室内のシミの位置と照らし合わせると、これらの劣化箇所と外壁のひび割れが複合して雨漏りを起こしていると推測されます。
今回は、「部分的な修理」ではなく、今後さらに数十年安心して住み続けていただくために、以下の総合的なリフォームをご提案しました。
屋根の葺き替え:重い日本瓦から、軽量で丈夫な屋根材へ。
外壁の補修・塗装:ひび割れを埋めて、防水塗装で守る。
雨樋の取り替え:排水機能を正常に戻す。
総額で約200万円のご提案となりますが、何度も修理を繰り返すより、ここでしっかりと直しておくことが、結果的にお家を長持ちさせると考えます。
今回は向日市での現地調査レポートでした。
私たちは、長岡京市、京都市西京区、南丹市など、京都府全域で活動しています。
「天井にシミがある気がする」「家のメンテナンス、何からすればいいかわからない」 そんな不安をお持ちの方は、ぜひ私たちにご相談ください。
私は口数が多い方ではありませんが、仕事は一生懸命、真面目に取り組ませていただきます。 お客様の大切な家を守るために、最適な方法をご提案します。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん京都南店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2025 街の屋根やさん All Rights Reserved.