京都市山科区で葺き替え工事希望の屋根を現地調査、瓦屋根が地震に弱い理由
2025.03.15
京都市山科区で葺き替え工事のメリット・デメリットについて、概要を紹介した事例記事の続きを紹介していきます。葺き替え工事は下地の状態を確認し適切なメンテナンスを施せる屋根工事ですが、後期が長期化しやすい点に注意しましょう。前回のブログ▼京都市山科区で葺き替え工事ご希望のお客さま住宅…
伏見区で風災で被害のある瓦屋根を陶器平板瓦に葺き替え工事しました
風災により屋根瓦がベランダや敷地に落ちていることから被害を発見し、屋根の調査を行ったところ、思っていたよりも被害が大きかった事、今まで一度もメンテナンスしていなかった屋根の葺き替えを行おうと考え弊社にお問い合わせ頂いたことがきっかけで今回の工事を行うことになりました。
京都市伏見区 屋根葺き替え,足場
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工内容
- 屋根葺き替え,足場
- 施工期間
- 約１週間
- 使用材料
- 三州瓦 イーグルエクサ
- 築年数
- ４０年
- 保証年数
- 施工保証５年
- 工事費用
- 約８０万円（足場代除く）
- 建坪
- 約４５平米
こちらは１２ミリ厚構造用合板張り後の状況です。
右上の下地に構造用合板の増し張り工事を行います。
この構造用合板増し張り工事を行うことで新たに葺く瓦の下地補強を行います。
こちらは改質アスファルトルーフィング（防水シート）張り後の状況です。
この防水シート張りを綺麗に行うことにより、もし瓦屋根から雨水が入った際にもしっかりと防水機能を果たし、自宅内への雨漏れを防いでくれます。
またこの防水シートにも種類があり、アルファルトルーフィング（高温で柔らかくなる、低温で割れやすい）ものとそれらを解消した改質アスファルトルーフィングがあり、弊社ではより長く状態の保てる改質アスファルトルーフィングを採用し工事を行わせて頂いております。
※今回の工事ではここまでが１日目になります
こちらは棟（屋根の頂点）部分になります。
強化固定金具を取り付けたのち垂木（棟瓦を固定する木）を固定していきます。
瓦桟打ち及び袖瓦（屋根の横端）の板金工事部分です。
袖瓦を取り付ける際は瓦を葺く前に水切り板金を軒先（屋根の一番下）まで取り付けます。これにより雨が侵入した際も家内部への雨漏れを防止する役割を果たしてくれます。
この瓦桟及び板金取り付けが完了すると屋根葺き工事スタートとなります。
こちらは瓦桟打ち、瓦揚げ後の状況です。
今回の平板瓦は瓦桟掛け葺きと言い、横向きに打った瓦桟に瓦を引っ掛けてそこに釘を打ち地瓦を順番に葺いていきます。
こちらは瓦を葺き始めたところです。
このように瓦には釘打ち用の穴が開いており、そこに釘を打ち地瓦を固定し瓦葺きを進めていきます。
地瓦葺き終盤の状況です。
何百枚とある瓦１枚１枚全ての瓦に釘を打ち全ての地瓦を葺いていきます。
※今回の工事ではここまでが２日目となります。
袖瓦取り付け場面になります。
地瓦が全て葺き終わりその後の工程となります。袖瓦は屋根の端部分になり風の影響を大きく受けるため、釘ではなくより強く固定できるビスを使い固定をします。このビスはパッキン付きステンレスビスといい、雨が直接当たる部分を固定する際に使用致します。
垂木にシルガード（漆喰材）塗りの場面です。
前日に取り付けした垂木にシルガードを塗っていきます。
これは雨水の浸入を防ぐこととシルガードが乾き固まった際に垂木をより強く固定する役割を持っています。
※シルガードとは 石灰に炭酸カルシウムや砂、シリコンを含む防水材を混ぜ強度と耐久性を上げた漆喰材になります。
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