2024.11.30
京都市伏見区で経年劣化した瓦屋根の定期メンテナンスで、現地調査におうかがいした事例記事の続きを紹介していきます。結果としてアスファルトシングルを使用した葺き替え工事をご提案する流れとなりました。前回のブログ▼京都市伏見区で軽量の屋根材へ葺き替え工事をご希望のためアスファルトシング…
お客様は、築年数の経過した瓦屋根の重さに不安を感じていました。地震などの災害時に倒壊のリスクが心配で、耐震性を少しでも高めたいと考えていました。
そこで、お客様は軽い屋根材への葺き替えを検討し、当社にご相談いただきました。
お客様のご要望は以下の通りです。
お客様のご要望を踏まえ、当社は以下の提案を行いました。
街の屋根やさん京都南店が、八幡市で施工した屋根交換事例をご紹介します。
お客様のご要望
施工内容
施工結果
屋根リフォームの第一歩は、既存の屋根を解体することです。まず、瓦を一枚一枚丁寧にめくります。瓦の下には、土が敷き詰められています。土は瓦を固定する役割を果たしていますが、重量も増してしまうため、撤去します。
瓦と土の撤去は、重労働な作業ですが、安全に作業を進めるために、熟練した職人が手作業で行います。
この解体作業によって、新しい屋根材を葺くための下地を準備することができます。
ポイント
写真は、瓦を撤去した後の土葺き屋根の様子です。土葺き屋根は、瓦の下に土を敷き詰めて瓦を固定する伝統的な工法です。
土葺き屋根の重量は、土の量によって大きく異なります。一般的に、土葺き屋根は50kg/㎡前後の重さと言われています。今回の場合は、土の量が比較的少ないため、一般的な土葺き屋根よりも軽量です。
土葺き屋根のメリット
土葺き屋根のデメリット
土葺き屋根の葺き替え
土葺き屋根は、重量が重いため、地震に弱いというデメリットがあります。そのため、近年では、軽量な屋根材に葺き替えるケースが増えています。
土葺き屋根を葺き替える場合は、まず、瓦と土を撤去する必要があります。土の撤去は、重労働な作業ですが、安全に作業を進めるために、熟練した職人が手作業で行います。
写真は、屋根の土を撤去した後の様子です。土葺き屋根は、瓦の下に土を敷き詰めて瓦を固定する伝統的な工法ですが、重量が重く、地震に弱いというデメリットがありました。
今回の工事では、重くて危険な土を全て撤去し、軽量で安全な屋根材に葺き替えました。
土撤去のメリット
土撤去後の屋根
土を撤去した後の屋根は、見た目もすっきりとして、軽快な印象になります。また、屋根材の劣化を防ぎ、雨漏りを抑制する効果も期待できます。
写真は、全ての土の撤去が完了した屋根の様子です。土葺き屋根は、瓦の下に土を敷き詰めて瓦を固定する伝統的な工法ですが、重量が重く、地震に弱いというデメリットがありました。
今回の工事では、重くて危険な土を全て撤去し、軽量で安全な屋根材に葺き替えました。
土撤去後の清掃
土を撤去した後、屋根には土や瓦礫が残っていることがあります。これらの残渣は、雨漏りの原因となるため、丁寧に清掃する必要があります。
次の工程
土の撤去と清掃が完了したら、次の工程に進みます。次の工程は、屋根材の種類によって異なりますが、一般的には以下のような作業が行われます。
写真は、屋根の下地補強の様子です。屋根材を葺く前に、下地をしっかりと補強しておくことは、屋根全体の耐久性を高めるために重要です。
角材による補強
今回の工事では、まず、構造用合板を貼る前に、角材で下地を補強しました。角材は、屋根の骨格となる部分に設置し、下地に強度を与えます。
構造用合板12ミリ
角材で補強した後に、構造用合板12ミリを貼っていきます。構造用合板は、強度が高く、耐水性にも優れているため、屋根下地に最適な材料です。
下地補強の重要性
下地がしっかりしていないと、屋根材が歪んだり、破損したりする可能性があります。また、雨漏りの原因にもなりかねません。
写真は、瓦と土の撤去後に実施する嵩上げ作業の様子です。
嵩上げ作業とは
通常、瓦屋根の軒先の破風部分は野地板より高くなっています。そこで、屋根材を葺き替える際に、野地板の高さを調整するために嵩上げを行います。
嵩上げのメリット
嵩上げのデメリット
施工方法の選択
嵩上げは、必ずしも必要ではありません。お客様のご要望やご予算、既存の屋根の状態などを考慮し、最適な施工方法をご提案いたします。
お客様とのコミュニケーション
お客様と丁寧にコミュニケーションを取ることで、お客様のご希望に沿った最適な屋根リフォームを実現いたします。
写真は、下地工事完了後の様子です。下地は、屋根材を支える重要な役割を果たします。
構造用合板
今回の工事では、下地に構造用合板を使用しました。構造用合板は、強度が高く、耐水性にも優れているため、屋根下地に最適な材料です。
下地工事の重要性
下地がしっかりしていないと、屋根材が歪んだり、破損したりする可能性があります。また、雨漏りの原因にもなりかねません。
写真は、割板による嵩上げ作業後に施工する構造用合板下地の様子です。
構造用合板下地
今回の工事では、下地に構造用合板を使用しました。構造用合板は、強度と耐水性に優れ、屋根下地に最適な材料です。
12ミリ厚の合板
12ミリ厚の構造用合板を使用することで、より強固な下地を作ることができます。
写真は、防水シートを施工する様子です。防水シートは、屋根内部への雨漏りを防ぐ重要な役割を果たします。
改質アスファルトルーフィング
今回の工事では、防水シートに改質アスファルトルーフィングを使用しました。改質アスファルトルーフィングは、従来のアスファルトルーフィングよりも耐久性と耐水性に優れています。
施工方法
ポイント
写真は、板下地完成後の下葺き材施工の様子です。下葺き材は、屋根全体の防水性を高め、耐久性を向上させるために重要な役割を果たします。
改質アスファルトルーフィング
今回の工事では、下葺き材に改質アスファルトルーフィングを使用しました。改質アスファルトルーフィングは、従来のアスファルトルーフィングよりも耐久性と耐水性に優れています。
施工方法
ケラバ
屋根の一番端側には、ケラバと呼ばれる木材を設置します。ケラバは、屋根材の端部を保護し、雨水の浸入を防ぎます。
写真は、アスファルトシングル「リッジウェイ」を施工する様子です。リッジウェイは、美しいデザインと高い機能性を兼ね備えた屋根材です。
リッジウェイの特徴
施工方法
強風対策
リッジウェイは、軽量でありながら強風にも強い屋根材です。専用のボンドと釘を使用することで、さらに強風対策を強化します。
写真は、アスファルトシングル「リッジウェイ」の施工の様子です。リッジウェイは、美しいデザインと高い機能性を兼ね備えた屋根材です。
強風対策:釘とボンドの併用
リッジウェイは、専用の釘と専用ボンドを併用して施工します。どちらか一方のみでは、強風で捲れるなどの被害が発生する可能性があります。
施工研修
当店の職人は、リッジウェイのメーカーによる施工研修を受講しています。そのため、お客様は安心して施工をお任せいただけます。
写真は、屋根の一番最後の棟部分まで貼り上がった様子です。棟部分は、屋根全体の美観を左右する重要な部分です。
美しい仕上がり
今回の工事では、棟部分も丁寧に施工し、美しく仕上げました。
ポイント
写真は、棟部分までリッジウェイを施工する様子です。棟部分は、屋根全体の美観と防水性を左右する重要な部分です。
追いあて
一番上には追いあてと呼ばれる加工されたリッジウェイを施工します。追いあては、棟部分の雨仕舞いを確実にするために重要な役割を果たします。
写真は、アスファルトシングル「リッジウェイ」の貼り替え工事完了後の様子です。
今回の工事内容
ポイント
その他
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