施工前準備と防水シート施工が屋根の寿命を決める

まいど！街の屋根やさん京都南店です！
八幡市で進めている カラーベスト屋根のガルテクトカバー工法、今回は第3回。

今回のテーマは
👉 施工前準備と防水シート（ルーフィング）施工 です。

実はこの工程、
屋根材そのものよりも 雨漏りに直結する超重要ポイント なんです。

■ STEP1：既存カラーベスト屋根の最終チェックと清掃

まずは既存屋根の状態を再確認します。

• 割れ・欠けの有無

• 浮きや反りがないか

• ビス・釘の効き具合

• ゴミ・砂・コケの付着

浮いている部分はしっかり再固定し、
ルーフィングが密着するよう屋根全体を清掃。

ここを雑にすると、後の防水性能が一気に落ちます。

■ STEP2：棟板金・役物の撤去

カバー工法では、
既存の棟板金や一部の役物（板金部材）を撤去します。

理由はシンプルで、

• 防水シートを屋根全面に張るため

• 新しいガルテクトと干渉させないため

特に棟部分は
雨・風の影響を最も受ける場所なので、
一度リセットしてから新設します。

■ STEP3：防水シート（ルーフィング）施工開始

いよいよ防水シート施工。

今回使用したのは
改質アスファルトルーフィング。

▼このルーフィングを選んだ理由

✔ 高い防水性能
✔ 耐熱性に優れる
✔ ガルテクトとの相性が良い
✔ 長寿命で安心

■ STEP4：軒先から棟へ、水の流れに逆らわない施工

ルーフィングは必ず
軒先 → 棟方向 に張ります。

これを間違えると、
雨水がシートの重なり部分から逆流する恐れがあります。

今回は、

• 重ね幅を規定以上に確保

• シワ・浮きゼロ

• タッカー位置も最小限

と、基本を徹底しました。

■ STEP5：雨漏りしやすい部分は“重点強化”

八幡市の現場では、特に

• 屋根の折れ点

が重要ポイント。

これらの場所は、

• 防水テープを併用

• 重ねを多めに取る

など、通常以上の防水処理 を行っています。

■ STEP6：この時点で屋根はすでに「雨に強い」

ルーフィング施工が完了（あと一息！）すると、
屋根はすでに 一時的に雨が降っても雨漏りしない状態 になります。

ここで
「屋根って、実は屋根材より下の防水が大事なんやな」
と驚かれるお客様も多いです。

■ まとめ｜良い屋根は“見えない工程”で決まる

今回の八幡市の現場では、

✔ 下地が良好
✔ 不要な合板工事は省略
✔ その代わり、防水工程は徹底

という、非常にバランスの良い施工を行っています。

屋根リフォームは
「どこに力を入れるか」が結果を大きく左右します。


それでは次回のブログをお楽しみに！