
2025.03.30
八幡市で雨漏りが発生した住宅屋根を、ドローンを用いて現地調査を実施した事例記事の続きを紹介していきます。雨漏り被害は棟瓦付近の瓦破損や熨斗瓦のズレ、増築部の雨仕舞い不足によるものと想定されたので、各部分の補修工事をご提案させていただきました。前回のブログ▼八幡市で雨漏り被害が発生…

以前、京都市右京区に住むお客様から「隣との境目から雨漏りがする」というご相談を受けて、現地調査を行った現場です。
火災保険がおりたとのことで、屋根の補修工事を行うことになりました。
今回は、雨漏りが発生する長屋の屋根を修理します!
皆さん、こんにちは!
街の屋根やさん京都南店です。
集中豪雨による雨漏りの被害が部屋の中まで及んでしまった京都市右京区の長屋で、屋根のカバー工事と外壁塗装を行いました。
本日は、現地調査から工事完了までの様子を丸ごとお届けしますよ(^^)/
<そもそも、街の屋根やさんって??>
今回の現場は、三階建ての長屋です。
ドローンに搭載したカメラで撮影しながら、屋根の細部まで点検していきます。
カメラで屋根全体をくまなく調査していくと、経年劣化による錆びが確認できました。
高所に上らなくても、ドローンがあれば屋根の状態が把握できるので、必要な工事が一目瞭然ですね!
ドローンで近くに寄ってみると、屋根は老朽化して、かなり腐食が進んでいる状態でした。
屋根だけでなく、外壁にも経年劣化による錆びが見られます。
錆びは一度発生すると急速に広がって、屋根に穴を開けることがあります。
放置しておくと雨漏りの原因にもなるなど、住環境も悪化します。
「たかが錆び」なんて甘く見ていると、大変なことになりますよ・・・。
屋根の錆びは、メンテナンスのサインです!
早めに修繕して、建物の寿命を延ばしましょう。
室内の状態も確認しましたが、雨漏りしている天井に小さなひび割れが確認できました。
強風や集中豪雨の影響でまた雨漏りの被害に見舞われるかもしれないので、一刻も早く屋根の修繕が必要です。
そこで、既存屋根の上から金属屋根を重ね葺きする屋根のカバー工事をご提案。
屋根のリフォーム工事は高額なので、費用を抑えたいというお客様も少なくありません。
少しでも費用を抑えたいお客様には、屋根のカバー工事がおすすめです。
今回のお客様もできる限り費用を抑えたいとのことでしたので、屋根のカバー工事を提案させていただきました(^^)
早速、屋根の雨漏り修理を始めていきましょう。
まずは既存屋根の上に、棒状の垂木を置いていきます。
垂木は、屋根の下地材や屋根材を支える重要な構造材です。
垂木を置いたら、上に野地板を設置していきますよ。
野地板は雨水の侵入を防ぐルーフィング(防水シート)を貼る部分になるので、隙間ができないよう丁寧に構造用合板を並べます。
構造用合板には様々なサイズや厚さがあり、屋根工事のプロが現場ごとに適した合板を選びます。
錆びついたパラペットのトタンも剥がして、新しい野地板を貼りました。
野地板は台風や強風で飛ばされないよう、ビス打ちをして、しっかり固定しましたよ(^^)/
釘打ちで固定する方法もありますが、弊社では強度を高めるためにビス打ちを採用しています。
下地材を設置したら、防水シートを敷設していきます。
今回の現場で使用した防水シートは、田島ルーフィングの「タディスホワイト」です。
改質アスファルトルーフィングの一種で、防水性・耐水性に優れています。
雨漏りの最大の原因は、ルーフィングの破れによるものです。
したがって、雨漏り対策にはルーフィングの品質が非常に重要なんです!!!
弊社は屋根の専門家ですから、10年後に破れやすくなるようなアスファルトルーフィングはおすすめしていません。
耐久性の高い屋根工事をするためにも、高品質な改質ルーフィングをご提案しています。
防水シートは屋根だけでなく、壁に立ち上げて貼りました。
これで、防水シートによる雨漏り対策は完璧です(^_-)-☆
防水シートを敷設したら、「立平葺き」という葺き方で、金属屋根を設置していきます。
立平葺きとは、屋根を縦方向に葺く工法です。
屋根の棟から軒先にかけて、長尺の板金を設置します。
【立平葺きのメリット】
・工期が短く、費用が抑えられる
・軽量で、耐震性に優れている
・防水性が高く、雨漏りしにくい
・メンテナンス性に優れている
立平葺きは腐食しにくく、メンテナンス性に優れています。
心木という木材を使用した瓦棒葺き屋根は雨水が侵入すると腐食が進むので、定期的にメンテナンスが必要です。
この心木が腐食すると釘の固定力が弱まって、台風や強風の時に屋根材がめくれてしまう可能性があります。
費用を少しでも抑えたいけれど、なるべくメンテナンス頻度も減らしたいというお客様には、立平葺きがおすすめです!
壁際からの雨水の吹き込みを防ぐために、貫板と面戸を取り付けます。
貫板は板金を固定する下地材で、面戸は隙間を塞ぐための部材です。
異なる形の建材を組み合わせていくと、どうしても隙間が生まれてしまいます。
隙間をそのままにしておくと、雨水だけでなく、虫や小動物の侵入経路となる可能性があるので、面戸で隙間を塞ぎます。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、貫板も面戸も大事な役割を果たしているんですよ!!
最後に板金を被せて、ビスでしっかり固定しました(o^^o)
パラペットには錆びに強い板金を張り、ビスで固定します。
パラペットの天端部分には、笠木板金を取り付けました。
実は笠木も雨漏りしやすい箇所なので、定期的なメンテナンスが重要です。
笠木から雨水が侵入すると建物内部にも被害が出ますし、腐食が広がってシロアリの発生原因にもなりかねません。
建物の寿命を伸ばすためにも、笠木工事を行いましたよ!
屋根全体の工事が完了したら、笠木の上に瓦を乗せて、外壁塗装を行いました。
笠木瓦も台風や強風で飛ばされないよう、しっかりビス止めで固定します。
最後に、パラペットの外側にある外壁の塗装を行いました!
建物の正面にあたる外壁ですね。
外壁の表面は時間の経過とともに劣化し、防水効果が低下します。
防水効果がなくなってくると建物内に雨水が侵入し、躯体が腐食する恐れがあります。
外壁も定期的にメンテナンスして、雨漏りを防ぎましょう。
危険な高所作業は、安全第一で!!!
これで、屋根工事と外壁塗装の工事がすべて完了しました。
集中豪雨による雨漏りの心配もなくなり、安心して暮らせる住宅に生まれ変わりました!
ほっとしたお客様の表情を見た私たちも、大変嬉しかったです(^^)/
今回、京都市右京区で行った屋根カバー工法による雨漏り対策は、工期を短縮したい方や工事費を抑えたい方におすすめです。
無料見積もりでもドローンを使って隅々まで確認しますので、必要のない工事まで提案することはありません!
雨漏りが発生してからだと、住宅の寿命が急速に縮まります。
屋根の経年劣化が気になり始めたら、お早めにご相談くさだいね(^^)/
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