
2025.04.22
宇治市で瓦屋根の戸建て住宅を現地調査し、鬼巻き漆喰の剥離が生じていた事例記事の続きを紹介していきます。鬼巻き漆喰の剥離放置は雨漏り原因や鬼瓦の落下といった被害に直結するため、早めの補修工事がおすすめです。前回のブログ▼宇治市で実家の葺き替え工事後に自宅も気になったお客さまからご相…

「強風と豪雨を伴う台風で、屋根が落下しました。現場の確認と、屋根工事のお見積もりをお願いできますか?」
京都市右京区にお住まいのお客様より、このようなご相談をいただきました。早速、現地にお伺いして屋根をドローンで調査すると、強風で飛ばされた屋根が散見されました。ところどころ屋根も割れていたので、火災保険の風災補償の対象になります。
そこで、既存屋根の上からガルテクトという屋根材を重ね葺きする工事をご提案。お見積もりの作成と火災保険の説明をし、費用と工法にご納得いただけたので、工事を請け負うことになりました(^o^)/
こんにちは、街の屋根やさん京都南店です。
本日は京都市右京区の施工事例を紹介していきますよ!
台風被害で飛散したカラーベストの上から、新しくガルテクトという屋根材を重ね葺きしました。
カラーベストは日本の戸建てで広く普及している屋根材のひとつですが、メンテナンスをしていないとヒビが入って割れやすくなります。
今回はこのカラーベストの上から軽量で丈夫なガルテクトを重ね葺きして、台風が来ても強風や集中豪雨に負けない屋根に仕上げました。
現場調査から完工までの様子を詳しくお伝えしますので、そろそろ屋根のリフォームが必要な方はぜひ参考にしてくださいね^_^
今回、屋根工事を行う京都市右京区の戸建て住宅では「差し掛け屋根」が採用されていました。
差し掛け屋根は、多くの住まいで採用されている屋根の形状のひとつです。
最上階の屋根を大屋根と呼ぶのに対し、差し掛け屋根は「下屋(げや)」と呼ぶこともあります。
左右の屋根に高低差があって、1階の屋根が2階部分の外壁に接しているのが特徴です。
この屋根の最大のデメリットといえば、雨漏りのリスクが高いこと!!!
壁と屋根が接する部分から雨水が侵入しやすいので、丁寧な施工が求められます。
今回の現場では、屋根材にカラーベストが使われていました。
スレート屋根とも言われる屋根材で、主な成分はセメントです。
陶器瓦に比べて軽く耐震性に優れていますが、メンテンナンスを怠っていると劣化が進み、ひび割れや欠けが生じます。
今回は、大屋根にも下屋にも台風で破損したカラーベストが散見されました。
飛散したカラーベストを放置しておくと、強風が吹いた時に落下する恐れがあるので心配ですね。
京都市右京区の現場の屋根はカラーベストの落下や飛散だけでなく、ひび割れも多く確認できる状態でした。
スレート屋根のひび割れは、雨風や紫外線による劣化が主な原因です。
玄関の上にある庇も他の屋根と同じく年数が経っていたので、今回はすべての屋根に対し、既存屋根の上からガルテクトという屋根材を重ね葺きするガルテクトカバーをご提案。
大きな台風が来ても強風や集中豪雨に負けない安心・安全な屋根にリフォームしていますよ!
早速、屋根の工事を行っていきますが、その前にまず足場を設置します。
「足場って必要なの?」と思うかもしれませんが、足場を設置することで職人の安全性が確保できます。
作業効率も上がって、丁寧な施工が可能になります。
屋根の隅々までムラなく作業するためにも、足場の設置は必要です(^^)/
足場を組んだら、屋根の工事を始めていきますよ!
今回は既存のカラーベストは壊さず、上から防水シートを被せました。
防水シートには、高性能な改質アスファルトルーフィングを採用。
改質アスファルトルーフィングは、通常のアスファルトルーフィングに比べて劣化しにくく、高い耐久性が認められています。
防水シートは雨水の侵入を防ぐという重要な役割を担う部分だけに、弊社では高品質な防水シートをおすすめします(^_-)-☆
差し掛け屋根も、既存のカラーベストの上から防水シートを敷設しました。
外壁と屋根の接合部は雨漏りがしやすいため、防水シートでしっかり覆います。
これで、防水シートによる下地処理はバッチリです!
防水シートを敷設したら、ガルテクトという金属屋根を施工していきます。
ガルテクトは、ガルバリウム鋼板にマグネシウムを2%添加して防錆効果を高めた屋根材です。
金属屋根でありながら、重さはなんと瓦屋根の約10分の1。
軽い屋根材を必要とするカバー工法に適した屋根材です!
【ガルテクトのメリット】
・軽量設計で地震に強い
・断熱効果と遮熱効果が高い
・耐久性が高く錆びにくい
・風で飛ばされにくい
・雨水が侵入しにくい
【ガルテクトのデメリット】
・初期費用が高め
ガルテクトの耐用年数は、約25〜30年。
ガリバリウム鋼板のなかでも耐久性が高く、初期費用は高くなりがちですが、劣化スピードが早い屋根材に比べたら安心感が段違い!
ガルバリウムの施工後は、大屋根の頂上にあたる棟部に板金を被せる工事を行いました。
屋根の棟も、雨水の侵入を防ぐための大事な部分です。
板金を固定するための貫板を設置してから、板金を被せましたよ。
板金を貫板にしっかり固定したので、台風が来ても強風で飛ばされません(^^)/
差し掛け屋根には外壁と屋根の取合い部(接合部)があるので、雨水が建物内部に浸入しないような施工が求められます。
そこで、「雨押え板金(あまおさえばんきん)」や「水切り(みずきり)」と呼ばれる部材を取り付けましたよ!
取合い部も雨漏りしやすい場所なので、隅々まで丁寧に施工しました。
現場では、玄関の上に庇が設けられていました。
庇には雨風や直射日光を遮る役割がありますが、劣化すると雨漏りのリスクが高まります。
そこで、大屋根や差し掛け屋根と同じように、防水シートを敷設してからガルテクトを重ね張りしましたよ。
壁と屋根が接する箇所には、雨水が侵入しないように板金も取り付けました。
庇のように狭い場所も、プロは丁寧に施工します(^-^)v
台風で破損したカラーベストの上から、ガルテクトを被せるカバー工事が完了しました!
飛散した屋根が落下する心配もなくなり、お客様も安堵の表情を浮かべていました。
今回は火災保険も受理されたので、施工費の半分は保険料で賄っています。
ガルテクトカバー工事100万円(66㎡、足場込み)
今回は、こちらの費用で対応させていただきました!
屋根カバー工事は葺き替え工事に比べて、施工費を抑えることができます。
高品質な屋根材で建物をしっかり守りたいけれど、施工費は抑えたいという方にはおすすめです!
屋根の落下や破損、ひび割れが発生したら、まずは弊社の無料見積もりをご利用ください。
確かな技術と豊富な経験をもつ屋根工事のプロが、ご自宅まで伺います。
どんな些細なお困りごとでも構いませんので、皆さまのお力になれたら幸いです(*^^*)
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん京都南店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2025 街の屋根やさん All Rights Reserved.